キャブレターセッティングなんて偉そうなタイトルですが、実はそんなに詳しいわけではありません。
まあ、どたばた奮戦記ですね。
私がキャブをいじりはじめて思うことなんですが、どうもこの手の情報が少ない。
そこで、私なりに失敗談をアップすれば何かの参考になるかなと思い、UPすることとしました。
スポンジフィルターなんていらない?・・かな・・
ZEPの加速に、不満があるわけではなかったんです。だって今まで750以上のバイクなんて乗ったことないんですから。
動機は「ちょっと変わったことしてみたかった」だけなんです。
やっぱり吸排気系のぬけ?はいいにこしたことはないだろう。そう思ったんです。
いや、この先ずっとフィルターレスで通そうなんて思っていませんでした。ホント。
どんなぐわいかちょっとだけ試してみたかっただけなんです。
・・・ってことで,フィルターを外しフィルターボックス内側にグリスをべっとりと塗り(埃よけ)PSを調整しました。
そう、PSを1/4ほど緩めてみました。
・・・・・・・ だって音が違うんです。加速も。
4000からの加速が明らかに力強いんです。
…てなわけで、「キャブレターセッティング」計画の始まりとなります。
たしかにトルク+音が力強くなりました。
PS以外はノーマルですが、「オリジナルはもともと濃いんだ」と,昔聞いたようなうわさを信じ、その他はノーマルのままとしました。
ただ、グリスの塗り替えという毎月の仕事は増えましたけど。
マフラー交換秘話
「マフラーが欲しいなー」と思っていたある日のこと、信号待ちで巻き込まれ事故に遭遇しました。
私とその車が赤信号で止まってるのに,車が突然ウインカーも点けずに信号赤のまま、左折を始めたのです。
その時私は咄嗟に近づく車を右手で押さえましが,車に勝てるはずもなく、むなしくバイクともども引き倒されてしまいました。
たまたま、倒れたところに、歩道の縁石があり、左のマフラーは見事にへこみ、右マフラーも車にこすられ傷だらけになりました。
相手の方も平謝りで,結局保険屋さんからマフラーの部品代をいただいたんで、「せっかくだから」ということで社外品マフラーを購入することにしました。
後にも先にもバイクを倒したのはこの時だけです。
さて、マフラーを何にしようかと、考えたのですが、やっぱショート管がかっこいい!
これっておじさんですかねー
そこで、前から目をつけていた、ギルドデザインのバイパーをGETしました。
乗ってみるとたしかにぬけはよくなったような気がします。音も,まあ,規制品だからこんなもんかなーってな具合でした。
ところが、3000回転〜4000回転あたりに大きな谷ができてしまい、なんかへんなバイクになりました
だけどこの時は「そんなもんだろう」程度の認識しかなく、とりあえず走るのでそのままにしておきました。
プラグが真っ白!
久しぶりにプラグを点検する機会があったのですが,見てびっくり!プラグの電極がみごとに真っ白ではありませんか!あぶないあぶない。
こりゃなんとかしなきゃと思い,いよいよキャブセッティングに着手する覚悟を決めました。
近くの用品屋へ駆け込み,POSHのメインジェットセットおよび、プラグを早速購入してきました。
しっかし、ZEPは8本プラグなんですよねー。通常の倍のお金がかかります。いたいなー
これだけのお金をかけてるんだけど、8本プラグの効果って本当にあるのかな。
とりあえず、メインジェットを110番および115番に上げ、パイロットスクリューの再調整をしました。
結果、ますます、谷が大きく深くなっちゃいました。が、それがかえって4000からのロケットダッシュに拍車がかかったような気がします(笑)。
キャブにバイクをあわせる?
その後、なんどとなくメインジェットの交換を行うこととなり、最初は2時間かかっていた交換作業も,だんだん30分位でできるようになりました。(笑)
ところが、あまりいじりすぎたのか、セッティングがあってるのかどうかだんだんわかんなくなってきました。(爆!)
「ここいらで試しに大きく外してみようかな」と思い,出勤の前(私はバイク通勤です。)メインジェットを130番に一気にあげてみました。
軽く空ぶかしをして、「何だ、ちゃんとまわるじゃないか、とりあえず、通勤で様子を見てみよう」ということになり、そのまま会社へ出勤です。
ところが、走り出すと、5000回転以上はまったくもってふけあがりません、明らかに「濃い」ようです。「かえったら、又取り替えだな、」と思いつつも、遅刻しないようにそのまま会社へと向かうのでした。
自宅にもどり、日がくれるまえに何とかしようと,いそいでキャブを取り外しました。「さて、今度は何番にしようかな」と、メインジェットセットを探すと…
「ない!メインジェットセットがない!」
なんと、メインジェットセットが箱ごとないではありませんか!
「たしか、会社に持っていって、そのまま持って帰ってきたはずだけど…」いろいろ探すけどありません。だからといって、このまま乗りつづけるのも恐いし。
「そうだ!キャブの吸気抵抗をもっと減らせば、きっと薄くなるはず」と、なんとも安直な考えに行き着きました。
「ええいっエアクリーナーのリアボックスもはずしちゃえ!」なんと恐ろしいことに、キャブにバイクを合わせるという暴挙にうってでることとなりました。
さすがに粉塵の影響も考えましたが、「ファンネル仕様だと思えばいいじゃないか」とかってに自分を納得させ、とりあえず新しいメインジェットセットが来るまで、これで通勤する覚悟を決めるのでした。
「大丈夫かな・・走るかな・・」おそるおそる走らせてみると・・・
ところがどっこい、こいつがなかなか良いではないか。1速で全開加速すると、4000回転あたりのダッシュでフロントが若干ながら浮くではありませんか。
音も良く(うるさく?)なって、なんか、ものすごく生き生きしています。
もちろん3000回転あたりの谷はものすごくプアーなものになってしまいましたけど、これは、ニードルの調整で何とかなるだろうと思い、とりあえず、ジェットはこれに決定!
ニードル求めて三千里?
「上はいいけどやっぱり下は濃いなー」などと思いつつ、とりあえず社外品のニードルを求めてバイク品店にいきました。
ところが、無いんですねーZEP1100のジェットニードルって。
あえてあるといえば、それは、バクダンとDynoJetのパーツ売りだけでした。
Keihinに聞けば、何かわかるはずだと思い、電話しますが、「ノーマルだけです他の部品は一切ありません 」の一点張り、そんなはずないですよね、だって、ZEP開発のときには、いろいろとセッティングしてるはずなのに。
結局「その質問にはお応えできません。」ということなんでしょう。
こうなったら、ZEPに合いそうなニードルを自分で探すしかありません。
とりあえず、ニードルを取り出し、細部の寸法を事細かに書き留めました。その時ついでに、ニードルにワッシャーを3枚かませ(段数変更ができないため)、約2段分ほど、ニードルをあげました。
またまたバイク品店に行き、KEIHINのセッティングパーツとにらめっこしますが・・・
やっぱり、なんかちがうんですよねー(あたりまえか)
むしろ、他のバイク(ZZR1100)とかのほうが、合う可能性が高いと考えたのですが、これが、調べる方法がない。
サービスマニュアルにもその辺のことは何もかいてないんです。
やっぱり、この辺の情報はKEIHINさんじゃないと詳しくわかんないんですよねー
おしえてよ!KEIHINさん!
結局安易な方向に?金で解決!
ジェットニードルありませんねー。
いろいろ策を練ってはみましたが、結局Dayno Jetを購入することとしました。
ここまでがんばったのに、ものすごく口惜しいんだけど、まあ、いい勉強させてもらいました。
でも、ZEP1100用のayno Jetってステージ1しか販売されていないんですよね。
そこで、メインジェットをいろいろ交換しながら、試行錯誤中です。
で、交換した感想なんですが・・・
やっぱり、メーカー品はいい!特に中回転のトルク感が「気持ちよく」なりました。
いろいろ悩むより金で解決したほうが,確かに早い。
そこそこの金額で、この性能はぜひお勧めです。