地獄坂逆さ落としの怪
それは年の瀬の押し迫った慌ただしい日だった。
「俺、あそこを上らないと年がこせない」
一人の男がそういった。
それじゃ、みんなで山に行ってみようか。
5人(うち一人は医療班兼報道員)の男たちはそういって人気のない山へと向かった。
そう、これから起きる数々の恐怖の物語の始まりである。
本当はここに6人の男が集まるはずだった・・ すでに2人たりないことに我々が気づかないはずはない。 連絡をしたところ、一人は突然の体調不良である。 不吉だ・・・ もう一人はいそいでこの合流すべく道を急いでいる。 そう、地獄へむかっての走行だ。 しかしこのときはまだこれから始まる惨劇をだれが想像 できたであろう。 |
人気のない山道をすすんでいくと、大きく右にカーブした先に、延々と つづく長い坂が・・・ そう、これが逆さ落としの地獄坂。 見た目、ただの坂に見えるのだが、ここから信じられない惨劇が! |
すぐに惨劇は起こった。 突然コントロールを失ったバイクはなにものか に引き寄せられるように方向を変え・・・ 地獄坂はライダーとバイクを餌食に! |
また次なる犠牲者が! まさに地獄絵図。 まるで恐怖映画のワンシーンのようだ。 また一人、また一人犠牲者が増えていく・・・ |
ライダーがわれに返った時、彼は信じられないものを目の当たりにした。 シートから奇怪なものが生えている。 |
またあるライダーは 突然自分のブレーキレバーが なくなっていることを知ることになる。 「なぜだ、突然、ブレーキが重くなった・・・ 重い・・・なんでだ・・・・」 |
曲がっている・・・・ サイコキネシスなのか、なにかの祟りか・・・ |
たしかここにフェンダーがあったはず・・・ |
たしかここにガードがあったはず・・・ 祟りに恐れをなしたか、TAKA2が突然手を合わせて何かを祈りはじめる。 |
この地獄坂、本当の恐怖はこれからである。
この後、なにかに憑かれたかのように気がつけばここにいるというライダーが後をたたない。
それだけではない、女性もこの地に誘われてしまうのである。
また一人、ライダーが犠牲となる。
次の犠牲者は・・・・
あなたかもしれない
ほーっほっほほほーー・・・(フェードアウト)