秋雨の顛末13(行かずの国東ツーレポ) もう12時近くになっていた。 行くよ、というとsugakiさんが写真を撮ろうと言う。 それもそうだ、これはお決まりのこと。 今日はsugakiさんもデジカメを持ってきている。 だが使い方が分からないらしい。 甲斐甲斐しくしんちゃんが三脚を立ててセットする。 そのカメラ誰の?とsugakiさん本人が言う。 メカに弱いのは女性の常。(なんていうと女性差別か?)まぁ、そんなこんなでまた盛り上がる。 ほんの少しの時間しかない。 どこを走るか話し合って、とりあえず食事に行き、そこで北九州組みと宿泊組に別れようということになった。 しかし、明日の天気は怪しい。 宮崎鹿児島辺り、いや九州全域が雨雲に包まれるだろう。 悪くとも今ぐらいの天気が続くことを祈るが、無理だろうという推測。 sugakiさんやkazuさん、グリーンハムさんも迷っている。 食事は皆と行ったことのあるビッグシーダーに決めて走り出す。 瀬の本で給油して左折。筋湯方面へ下る。 その道は皆に覚えておいて欲しいので案内する。 久住でも一番紅葉の美しい辺りだ。車も少ない。だが、紅葉はまだまだだった。 ビッグシーダーに到着した。ここは二度目だ。 この前はけーやんさんの護衛で来た。紅茶とケーキが美味しかった。辺りの風景が伸びやかで美しい。 この前と同じ場所にバイクを止める。この前のことを少し話す。 Kawさんの手の跡と唇の跡が残る石膏像を横目に見ながらレストランへ。 ランチを注文し、待つ間も話が弾む。 kazuさんやさっちん、もちろんグリーンハムさんともゆっくり話すのは初めてだ。 バイクの仲間と話すときにいつも思う。どうしてみんなこんなに優しいのだろう、と。 この疑問に誰か答えてくれないか? 楽しい時が過ぎるのはいつも早い。もう一時を過ぎた。 三時までに小石原。逆算する。二時間はかかる。 少し遅れるかなと思うが名残惜しさに話は尽きない。 駐車場に戻ってバイクを並べて写真を撮る。 ここでmichiさんとしんちゃんを伴って、他の人たちとはお別れだ。 残るメンバーは今から大観峰に行く。さっちん以外は宿泊かどうかそこで決めるという。 「小石原までノンストップですよ」と二人に告げて走り出す。 続く・・・ |