耶馬溪MC倶楽部の原点へ
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目覚ましが無くてもAM5に眼が覚める私もツーリング4日目となると疲れが溜まるのかAM6:30起床となった。

今日はhanajin氏の名文「青の洞門で、自動販売機のまずい缶コーヒーを飲んで・・・。」の原点、耶馬溪、英彦山を走る予定。

hanajin氏と木精座でAM11に会うまで時間があるので、時間潰しに湯布院、久住と廻ってみよう。
とりあえず金鱗湖へ寄るが、湯布院もう駄目だね。
俗化!ゴミが落ち、潰れた店舗が目につくようになったらもう駄目だ。
別府と同じ道を歩むだろう。
最初来たとき感激したのに・・・。

久住から筋湯温泉へ廻り、飯田高原を駆け下りる。
爽快!九州のライダーは幸せだと思う。

こんなにバイクにぴったりのロケーションは他に無いよ。










いつもの高速地図だけで標識なりに少し迷いながら深耶馬溪の道に入ったようだ。
以前このトピで名前だけは知っていた一目八景に着いた。
景色はまあまあ?秋の紅葉はいいかも。






ここの茶店のそば饅頭が旨そう
だったのでお土産として買う。

あとでこの店の写真を見たら
「とろろめし」
の札が写っていた。
あ〜!気付かなかったあ。
「とろろめし」食いたかったあ。




話はそれるが、
旧東海道の島田宿にある
丁子屋の「むぎとろろ」を
一度は食ってみたいと
昔から思っているのですが、
まだ果たせません。







さて木精座にはAM11justに着いたが、まだhanajin氏は来ていない。
店前の草むしりをしていた店主とおぼしき女の人が開店は正午からと言う。
それまでに青の洞門へ走り、缶コーヒーでも飲むか。
証拠写真も撮ろう。



旨い缶コーヒーを飲みながら青の洞門を掘った坊さんの銅像を眺めるが、何かおかしい?
この坊さんの顔は西洋人の顔立ちだ!キリスト様みたいなお顔をしてる。
仏教徒だろうがあ。どうかならんのかいね。

ついでに羅漢寺の下まで行く。
昔登った記憶とかなり違う。
もっと山奥にあったような気がしてたが。

道の駅で耶馬溪そばの昼食。
汗が噴き出る。

田舎に行ってハンバーグ定食なんか食っちゃいかんよ。
そばに限る。

正午に再度、木精座へ行くもhanajin氏来ていない。
電話すると都合が悪くなって来れない旨。
オイオイ!

旧い小学校を改造した決っして立派とは言えないこの店に俺一人で入るのかよと少し躊躇しつつも意を決っして踏み込むと、
中はひんやりと涼しく綺麗に磨かれたテーブルやソファーがあり居心地よろし。





ママも愛想良く1hほど休憩してから英彦山へ。

当初、英彦山越えで行橋へ下り小倉東ICにのるつもりだった。
英彦山越えのR496は大きな幹線道路と思っていたが、上は山道じゃないか。

ついでに英彦山神宮へ寄ろうと走るが分岐点から意外と遠い。
途中の小さな駐車場には無数のタイヤ痕が・・・。夜中にローリング族がたむろしてるな。

神聖な御山でそんな事してると天罰が下るぞ!
思い出したが英彦山って熊野と同じく修験道で有名な御山でしたっけ。

参道の階段近くまでバイクを乗り入れる。
ヒエッ〜!この長い階段を昔の人達は歩いて登ってきてたのか。
何と言う信仰心の深さよ。




参道に立ち角の土産物店のばあちゃんにデジカメのシャッターを押してもらうことにする。
ポーズを決めるもどうもカメラが20度位傾いている。
写真を確認するとやはり。
再度ばあちゃんに「傾いているよ。直して!」と声かけて撮ってもらうがやはり同じ。
こりゃ何度やっても同じこととあきらめる。消去!
ご褒美に小さなお土産を買う。

時間も無いので早々に帰ろうと歩き出したら、かのばあちゃんが
「せっかく広島から来たんだから社まで参りなさい。15分位だから。」としきりに勧める。
「へへッ!その手は桑名の焼き蛤よ。汗かかせてジュース一本お買い上げとはいかないよ。」
と思いつつバイクへ向かう。
が、「待てよ。本当の親切心かもしれないし、二度と英彦山に来ることもなかろう。」とUターン。

汗かきつつぜいぜいと社まで登り、神官に証拠写真を撮ってもらい下る。
やはりジュース一本お買い上げとなる。





店の人に行橋に下るのと、筑豊側に下るのとどちらがいいかと地図を見せつつ尋ねると
「筑豊。とにかくまっすぐ香春の日本セメントを目指して行け!」と老人達が言う。

地図の見方が判らないようだ。
そんなんで大丈夫かいな?しかし走ったことない土地だし間違っても価値有りと筑豊へ下ることにする。
恐らく自分が走っている道は日田彦山線というやつだろう。
ばあちゃん達が言った一直線の道ではないけど一応北に向かっているようだ。

この辺りから雨がポツポツと・・・。
本降りにならないでくれよ。雨合羽着たくないなあ。
最近ますます太って雨合羽着るとパンパンになって苦しいのだ。

前に二台の超大型クレーン車(4輪のラフテレーンクレーンと言うらしい。)が走っているのに追いついた。
追い越し禁止だし道も狭く、なかなか追い越せない。
こいつら自動車重量税を払わず何十tonもの巨体を走らせている。
無税の論理は曰く「これは自動車ではありません。建設機械です。それにチョコッと車輪を付けて、ほんの少しだけ移動するだけですから。」とか。

ちゃんとナンバーは付いてるし、もう30分以上私の前を走ってるが・・・。

とある信号でやっと前へ出れた。
そして走り出したのも束の間、雨が強く降りだしやむなく停車して雨合羽を着る。
あー!叉抜かれてしもうたあ。
蒸し暑い〜!

そんなこんなするうちに香春町の日本セメント工場が見えてきた。
ここからR332という快適な国道へ出る。
嘉穂町出身の義弟が以前、小倉南ICからは真直ないい道が続いているから早いんだと言ってたのを思い出した。
はは〜ん。この道のことだなと納得。

PM3:30、小倉南ICへ滑りこむ。あとは広島までアクセルを捻り続けるのみ。

関門海峡を渡り、九州ともお別れ。
山口JCTでは中国道を選択。30分走ってやっと一台に追いつくというくらいの交通量の少なさ。
鹿野SAに入るも車は数台しか停まっていない。これじゃあGSもレストランも赤字だな。

たいへんなもの造っちまったなあ。大赤字!これみな借金!!あとで付けが来る!!!
もうオラが町に高速道路を、国際貿易港を、国際空港を造っちくれというのは止めましょう・・・
等と独り言を言いながら走り続けPM6自宅着。487Km走。

何かおじさんの愚痴、鬱噴晴らしみたいな文になってしまったなあ。
間違ってる事があったら、先に「ごめんなさい。」

あさって鹿児島へ盆帰省で今の道を逆走するので、ドロドロのバイクを蚊に刺されながらも洗車しとく。



総括
8/5 広島〜海潮温泉、月山富田城、亀嵩〜広島・・・365Km走
8/6 広島〜益田、萩、秋吉台〜博多・・・363Km走
8/7 博多〜阿蘇、椎葉、やまなみ〜別府・・・423Km走
8/8 別府〜耶馬溪、英彦山〜広島・・・487Km走全走行距離 1638Km でした。



教訓
そのT 夏はビキニのねえちゃんの傍を長袖、グローブ、ヘルの暑苦しい恰好で走るな。山、山、山に限る。山は涼しい〜。
そのU 西日に向かって走るな。苦しいぞう。PM5:30に博多に入ったら西日とラッシュで地獄だった。生憎とそんな時間帯になったらサブロクで一杯(本当に一杯だけよ!)やってPM9頃宿まで走りましょう。
そのV やはり年甲斐も無くかなり黄線越えをやっちまったなあ。そのうちシッペ返しが・・・。
そのW 本当に美人女将は存在したのか?MUTIさんは地獄の特訓で意識朦朧となり幻を見たのではないか?真偽不明。



終わり